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呪いを解いてくれてありがとう

“皆さんは30代になったとき、どんな自分を想像していますか?”
室「一定期間っていうわけじゃないですけど、なにか、舞台とかテレビとか、してたいですね。なにかしらの形で、仕事は。」
村上「デビューやないのか?」
室「いや、もうあの…デビューデビューって言ってられる年じゃなくなってきたんで」
丸山「いやいやいや」
村上「まだまだあるがな」
室「いや、なんかもう色々、焦りが…」

レコメン!』2015年9月10日放送より

あぁ、この人は今、呪いをかけたな、と思った。正式にCDデビューをしていないとはいえ、アイドルのお仕事をしている、たくさんのファンを抱える人が、自身のファンにこんな言葉を聞かせてしまうのか、って悲しくなった。私はこの頃特別に彼のファンというわけではなかったけど、後々彼のことを応援したいと思ったとき、どうしてもラジオでのこの発言を思い出してしまった。

室龍太くんの存在を認識したのはいつのことだったかな。中高生の頃に読んだアイドル雑誌に、兄弟で載ってたのを覚えてる。お兄さんとふたり並んでて、強そうな名前の兄弟だなぁ、みたいにぼんやり考えてた気がする。それだけ。
それから何年も経って、私も大人になって、色々あって(長くなるので省略)、またアイドルを好きになって、関西ジャニーズJr.の舞台やコンサートに足を運ぶようになった。初めて入った関ジュ現場は2015年の松竹少年たちです。そうだよ新規だよ。ちなみにここですっかり関西沼に落ちて日生劇場公演のチケットも探して観に行きました。看守長こわかった。
そんな折に関西Jr.が出るってきいて、ワクワクしながら聴いたラジオでのあの発言。
そうだよね、もう26歳*1だもんね、そうだよね、って。
デビューを目指してないって言われたことが衝撃だったけど、そういう選択もあるのかなぁって、モヤモヤしつつもなんとか消化しようとしてた。できてなかったけど。


※ここから長々と思い出話をします

その年の12月。関西ジャニーズJr. Xmas Show2015、通称クリパ。1ヶ月近く続く公演のうち最初の週のチケットを2公演分持って、横浜から新幹線に乗って観に行った。特別に誰が好きってわけじゃなかったけど、関西Jr.が好きだなあ、と思うから冬も大阪まで行った。2015年のクリパは平日と土日で出演者と演目が分かれていて、まず金曜日の、比較的上の年齢のお兄ちゃんたちが出演する公演*2を観た。みんなバッキバキに踊ってて、かっこよかった。かと思えば足つぼマットの上で運動会したり、漫才を披露してくれたり、関西Jr.のコンサートは、それまで私が見てきたアイドル像とはまるで違っていて最初はびっくりした。だけど私はこの人たちが大好きだと思った。面白くてかっこいいって最高じゃない?一番モテるタイプだと思う(主観)。
次の日のお昼は、中高生以下の子たちが出る公演*3を観た。夢みたいに可愛いクリスマスコンサートだった。サンタさんや雪だるまの格好をしたちびっこたちが、手を繋いでクリスマスソングを歌ってた。出演者最年長の龍太くんは、ソロコーナーで紺色のジャケットに蝶ネクタイ、半ズボン姿で、きのこのチョコレート菓子の写真がプリントされた被り物をかぶったちびっこに囲まれて、横山くん*4のcHocoレートという曲を歌っていた。これがもう意味が分からないくらい可愛かった。衝撃的すぎて初めて見たときどんな気持ちだったか思い出せないんだけど、とにかくめちゃくちゃ可愛くて、“泣いてた”という歌詞に合わせて首を傾げる龍太くんが、「チョッコレイト~」と恥ずかしそうにセリフを言う龍太くんが、なんだか頭から離れなくて、横浜に帰ってからもぐるぐる思い出してた。ら、どうしてももう一度観てみたくなってしまって、ちょうど12月に京都に旅行する予定があったから、その帰りに行くことにした(チケット見つかってよかった)。
「今日こそ本当に年内最後のコンサートだから、ステージ全体を見て帰るぞ!」と意気込んで松竹座に行ったのに、結局最初から最後まで龍太くんばかり目で追ってしまった。襟を正す、であってるのかな。衣装の襟をしょっちゅう整える癖があることを知った。家に帰ってからは毎日、数少ない自分が持っている過去の映像をひたすら見返して、それまで注目してなかった龍太くんを見た。見返さないだろうと消してしまった録画もいくつもあって悔しかった。テレビの中の龍太くんも、やっぱりかっこよくて、照れた顔がかわいかった。
龍太くん好きだな~!!と思うたびに、9月のラジオでの発言が頭をよぎった。この人を追いかけた先には何があるんだろう。追いかけ続けられるんだろうか。ある日突然いなくなってしまうんじゃないか。そんな不安がいっぱいあった。到底この人を自分のなかの一番にはできないと思った。こわかった。激重なオタクだから、本気で好きになったらなにかあったとき立ち直れないであろうことは自分でよくわかってた。だから龍太くんのことは好きだけど、本気の本気でファンをやるつもりにはなれなかった。浮気程度の気持ち(?)だった。
年が明けて、2016年に初めて龍太くんを見たのは4月。友人が当ててくれた松竹座のコンサート、席がステージにわりと近くて、もう全然記憶がない。春松竹は1回きりだったのにあまり覚えてなくて残念だけど、この日もやっぱり龍太くんは衣装の襟をしょっちゅう触ってた。
それから映画*5の舞台挨拶に行ったり、仕事終わりにダッシュで映画を観に行ったり、週末も朝から映画館へ行ったり、近場での上映が全て終了してからは千葉まで往復7時間かけて映画を観に行ったりした。したけどまだ未使用の前売り券残ってるアホです…映画出るの嬉しすぎて前売り買いすぎた…
夏の舞台*6では2回大阪に行った。もう完全に龍太くんが観たくて行った。夏の龍太くんはなんだか、それまで以上に大人でかっこよくなったように見えた。この月に諸事情で関西に引っ越すことが決まって、松竹座に行きやすくなるしラッキー!とか思った。
9月は龍太くんを観る予定はなかった。翌10月にジャニーズ・フューチャー・ワールドの大阪公演への出演が決まってたから、そのリハーサルとかしてんのかな~とのんびり構えてて、月末に引越しの予定を入れた。9月19日。そのジャニーズ・フューチャー・ワールドは9月に福岡の博多座で上演されて、10月に大阪でやる際に関西Jr.が出演すると発表されていた。されてたのに、この日の博多座に龍太くん出てた。いや聞いてない。チケットもない。どうしよう?!とりあえずチケット探そう、飛行機もとろう、でドタバタと翌々日の福岡行きが決まった。たまたまこの日が休みでよかった。しかしわざわざ龍太くんを観に横浜から福岡へ飛んでしまう時点で完全に浮気を超えてますね。ちなみにこの翌週、引越しを終えた翌日にもう一度博多座行きました。本気かよ。本気だよ…
10月の梅田芸術劇場公演にもなんだかんだ毎週行ってて(ジャニーズの舞台にしては珍しく一般でサクサクチケットが取れた)、すっかり龍太くんのファンだったけど、やっぱりあのレコメンのことは忘れられなかった。いつの間にか私もあの発言の呪いにかかってしまっていた。この公演が終わったら、その次の季節も会いに行けるとは限らない。そんな保証はどこにもない。これは別に龍太くんに限った話ではなくて、ジャニーズJr.という存在自体がそういうものなんだけど、本人から後ろ向きな言葉を聞いてしまった分、何も考えずに龍太くんについていく♡みたいな飛び込み方はできなくて、こうやっていつまでもいつまでも何かが引っ掛かったまま不安な気持ちをぎゅっと押し潰しながら追いかけていくことになるのかなぁ、なんて考えた。今しか見られない輝きだからこそ美しいとか、女性は限定モノに弱いとか、そんな話もたくさんあるけど、私は今もこれからもずっと好きを更新できる人を応援していたかった。その点ジャニーズJr.のファンをやるのはリスクが高すぎるんだけど、仕方ないじゃん、好きになっちゃったんだもん…仕方ないよね…。この10月から産経新聞夕刊で関西Jr.の連載*7が始まった。産経新聞さんありがとう。夕刊売ってるとこめちゃめちゃ少ないですよね…。。
11月30日から今年のクリパが始まって、やっぱり龍太くんはかっこよかった。あとなんかめちゃくちゃアイドルらしいアイドルになってた。こんなにファンサービスする人だったんだ?ってくらい会場のファンに笑顔で接してて。びっくりしたけど、でもやっぱり大好きだなぁ!と日々デレデレしていたら、ある一つのツイートが目に飛び込んできた。

TVnavi公式さんの告知ツイート。この連載が大吾くん、康二くん、文一くん、大西さん、と担当が続いてたから、次は龍太くんだろうなとは思っていた。
「全力で挑むことを知り、可能性を信じて本気で攻めると決めた経緯を語っています。」

「全力で挑む」「可能性を信じる」「本気で攻める」。
ドキドキした。こんなに前向きな言葉の並びがあるかしら?あった!ここにあった!龍太くんは連載で何を語ってくれるんだろう。少なくとも、1年3ヶ月前のラジオを聴いたときみたいな寂しい気持ちになることは絶対にない。土曜日の夕方の自分の気持ちを想像するだけで泣けた。

その週の土曜日はお昼まで仕事だった。仕事を終えて、急いで電車に乗って、事前にリサーチしておいた確実に産経夕刊が売っているところまで行った。(産経新聞夕刊は本当に取扱い店が少ないです) 人に頼まれていた分も無事に買えて、家に帰るまでなんてとても我慢できなくて、駅のホームでそっと新聞を広げた。
明るく笑う龍太くんの写真が2枚、連載タイトルのロゴと共に紙面の上半分を占めていて、下半分には龍太くんの言葉が1段と半分くらい、それから松竹座の舞台で関西Jr.の仲間たちと写っている写真が1枚載っていた。
テキストに目を落とすと、事務所に入る大体のきっかけ、先輩からの言葉、デビューのチャンスに追いつけなかった悔しさ、友達に言われて響いた言葉、意識が変わったきっかけ、スタッフさんから言われたこと、長くはないけどそんな内容のことが書かれていて、龍太くんの心の内をすこし見せてもらえたような気がした。
文章を締めくくる最後の段落にこうあった。
「今もCDデビューは諦めていないし、殺陣やアクロバット*8のお芝居もしてみたいし、自分なりの道を探して形にしたい。もう後悔することのないように本気で攻めていこうと思います。」
まだ駅にいるのに、人がたくさんいる場所なのに、ぼろぼろ涙が出た。あんな呪いをかけた人が、こんなに希望をくれるなんて想像もできなかった。
私が勝手に囚われた、私を縛っていたものが、しゅるしゅるとほどけていくような気がした。この人について行っていいんだ、と思ったら嬉しくてたまらなかった。「ついておいで」って言われてるような気さえした。オタクは妄想で幸せになれるハッピーな生き物だよ。
龍太くんが諦めないって言ってくれたらもう何も心配ない。もし諦めるって言われたって私が諦めない、そう思えた。


2016年の室龍太くんは本当にかっこよかった。本気で攻めてる姿をたくさん見られて幸せな1年でした。
来年はどんな龍太くんが見られるんだろう。
2017年、龍太くんは既に3つお仕事が決まっています。(宣伝)

・東(SixTONES)×西(関西ジャニーズJr.)SHOW合戦
 東京/新橋演舞場
 2017年2月18日~26日

・関西ジャニーズJr.春のSHOW合戦
 大阪松竹座
 2017年3月4日~28日

・舞台「銀二貫」
 大阪松竹座
 2017年6月1日~11日

もう6月まで決まってるの嬉しすぎかな??泣
銀二貫の原作は時代小説。龍太くんが色んなところで「やりたい」って言ってる殺陣、できたらいいな。見たいな。

来る2017年を楽しみに、今夜は先日買ってきた銀二貫の文庫本を読みつつジャニーズカウントダウンを待とうと思います。
私の自分語りをここまで読んでくれた方がいらしたら、ありがとうございます…

龍太くん、好きにならせてくれて、私があなたのせいにして自分にかけてしまった呪いを解いてくれて、ありがとう。
来年も一層のご活躍を見られることを楽しみにしています。大好き~~~~!!!(結局それ)

*1:龍太くんは1989年5月25日生まれ。ラジオ出演当時26歳でした。

*2:B公演/星組。西畑、向井、大西、室+大橋、朝田、林、古謝、草間、今江、藤原が出演

*3:A公演/雪組。西畑、向井、大西、室+B公演出演者以外のJr.が出演

*4:関ジャニ∞横山裕さん。大先輩。

*5:『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』。龍太くんは今作で映画初出演。

*6:『ANOTHER&Summer Show』大阪松竹座にて2016年8月2日~26日まで上演。

*7:「関西ジャニーズJr.ごっつええやん!!」関西エリア限定、隔週土曜日掲載。

*8:龍太くんの特技のひとつ。殺陣はいつ習得したのか不明